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Melitta History

メリタ プレミアムフィルターができるまで

Melitta Premium filter

メリタ プレミアムフィルター

開発ヒストリー

今回のプレミアムフィルターで目指したのは、これまでのメリタにはないフィルターでした。それを形にしたのが波佐見焼でした。 陶器フィルター、アロマフィルターといったこれまでのメリタのフィルターは、一つ穴抽出のおかげで抽出時間がコントロールされており、誰でも簡単にコーヒーを淹れることができることが特長でしたが、味を調節したいと思った時に、調整が難しいことがありました。そこで今回、プレミアムフィルターでは、抽出時間を調整しやすくし、自由度を高めたフィルターを目指しました。ただ、フィルター製造は難しく、それを突破するために波佐見焼を採用しました。
プロダクトマネージャー 志岐勇馬

なぜ波佐見焼なのか?

開発にあたり、特に難しかった点が2つあります。ひとつはフィルター下部にある“穴”。もうひとつはフィルター内部の溝、リブでした。穴は抽出中のコーヒーを確認するために必要であると同時に、バリスタにとって自由度の高いフィルターを作るためには精度の高いリブが必要です。それを陶磁器で再現するには非常に高い技術が要求されるため、これまでは難しいとされてきました。
まず穴をつくるためには大きなフィルター部分を2本の柱で支えることが必要です。従来は重い部分を下にして作りますが、プレミアムフィルター独自の印象的なフィルターの曲線を表現するためには重い部分を上にしたまま製造しなければなりません。同時に、“精緻で美しい凹凸の深いリブ”を確実に再現するためには、素材の吟味はもちろん、これまでにない高い精度の型や焼成技術が必要でした。それらの課題をすべて解決できたのが波佐見焼だったのです。

波佐見焼について

波佐見焼は、400年以上に及ぶ歴史を持つ長崎県の波佐見町で生産される焼物のことです。なかでも、石を素材として用いる磁器が有名です。世界最大級の登り窯をいくつも造り、今日では全国第3位の生産量を誇っています。
特筆すべき波佐見焼の特長は、各工程を分業するその生産方法です。たとえば、製品の原形となる「石膏型」、材料となる坏土を造る「生地」、焼成を行う「窯元」など、従来の焼物における工程は、すべてひとつの工場で賄うことがほとんどです。しかし波佐見焼では多くの場合、分業制を用いています。その理由は、それぞれが、それぞれの工程におけるプロフェッショナルとして非常に高度な技術を施すことで、これまでにない精巧な焼物を造り上げることができるのです。
つまり、まるで精密機器のような高度な要求に唯一応えることができるのが波佐見焼だったのです。

新しい形、新しい素材のメリタのコーヒーフィルター。これまでとは違うコーヒー体験を楽しんでください。

メリタプレミアムフィルター製造工程

型を使用した成型

メリタのプレミアムフィルターは石膏の型を使用して製造します。まずは型に原料となる泥漿*(でいしょう)を流し込みます。一定時間注入したあと、型から成形品を取り出します。大量に成形するためには複数の型を積み重ねて一度に鋳込みます。
*泥漿:液状にした坏土(はいど)
フィルターは4つの割型から成型品を造り出しします。

石膏の型

型を重ねて上から圧をかけて、流し込みます。

型を重ねて上から圧をかけて、流し込みます。

フィルターを型から外し、半乾きの状態で、削りを行います。

削り

受け皿もフィルターと同様の手順で造り上げます。型から外し、乾燥させます。

乾燥

素焼き

成形直後の生地は、成形方法にかかわらず多くの水分を含んでいるため、その状態で生地を素焼きをすると、ヒビやひずみの原因になります。そのため、十分な乾燥を施した生地を約900℃で約10時間かけて焼き上げます。素焼を行います。

素焼き

素焼き後のフィルター。ヒビや割れがないか確認するために、すこし色を付けています。

ヒビや割れがないか確認

本焼成

素焼き後、パット印刷、釉がけを施した後、本焼成に入ります。焼成温度は約1300℃。ローラーハースという窯で焼成させます。

ローラーハース

ローラーハースは文字通り、ローラー上に商品を並べ、移動しながら焼成を行います。

焼成

完成

焼完成するまで約9時間しっかり焼成させ、メリタのプレミアムフィルターが誕生します。

完成

プレミアムフィルター
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