BRAND & HISTORY OF MELITTA

メリタとコーヒー進化のストーリー
KV Melittaロゴ

100年を超えるメリタの歴史。
それは同時に、ペーパードリップの歴史です。

今や当たり前のペーパードリップ(ろ紙でコーヒー粉をこしてコーヒーを抽出する方法)は、今から100年以上前の1908年、ドイツの一都市ドレスデンに住む女性
メリタ・ベンツによって考案されました。

ペーパードリップシステムの誕生

当時、家庭でのコーヒー抽出は布や金網によるもので手間がかかる上に不衛生であったり、粉がカップに入ってしまったりと、手軽においしいコーヒーを淹れることができませんでした。

「家族にもっと
おいしいコーヒーを淹れてあげたい」

メリタ・ベンツは小さな穴をいくつか開けた真鍮製の容器(のちのフィルター)に1枚の紙とコーヒー粉をのせ、お湯を注ぐ方法を考え出しました。この方法ならコーヒー粉がカップに入ることもなく、ゴミ捨ても簡単。しかも余計な雑味を紙が吸うので味もおいしくなりました。これが世界初のペーパードリップシステムの誕生です。

アマリー・アウグスト・メリタ・ベンツ

Amalie Auguste Melitta Bentz
アマリー・アウグスト・メリタ・ベンツ
(1873-1950)

ドレスデンの自宅からスタートしたMelitta

メリタ・ベンツが考案した世界初のコーヒーフィルター

メリタ・ベンツが考案した
世界初のコーヒーフィルター

同1908年6月20日、このメリタ・ベンツのアイデアだけが資本の会社「M.Bentz」が設立されました。

ドイツ・ドレスデンの自宅に机とイス、キャビネットを並べた事務所で、たった4人で製造と営業を行い、小さなストアなどでペーパードリップシステムを紹介していくうちに、評判は瞬く間にドイツ全土に拡がりました。

1912年には本格的に生産を始め、発注に生産が追い付かなくなったメリタ社は、現在の工場があるドイツ北西の町・ミンデンに移転します。たった1人の女性が始めたビジネスが、世界規模の会社へと成長を始めたのです。

時代に合わせて進化を続けるフィルター

1914年に勃発した第一次世界大戦の影響で当時使用していた材料の金属が手に入りにくくなったため、フィルターの生産ができなくなり、終戦後も状況に変わりはありませんでした。

そこで、ドレスデンのほど近くにある陶磁器で有名な都市・マイセンで新たに陶磁器のフィルターを作るようになります。またこの頃から様々な見本市に出品するようになり、メリタのペーパードリップシステムは隣国にも知れ渡るようになりました。

陶磁器のフィルターを作成

Coffee Enjoyment
たくさんの方に、「コーヒーのある、ひととき。」を楽しんでいただくために。

フィルターとペーパーの製造・販売の再開へ

第二次世界大戦中、コーヒー器具が製造できない期間もありましたが、懸命にフィルターを製造できる先を探し出し、フィルターとペーパーの製造・販売の再開にこぎつけました。

その後も形状やサイズ、穴やミゾの数など試行錯誤を繰り返し、1960年代には現在の1つ穴フィルターを生み出しました。

以来、メリタ社は独自のフィルターや特許技術を用いたフィルターペーパー、家庭用コーヒーメーカーや業務用全自動コーヒーマシンなどさまざまなソリューションを開発し、現在では世界で150カ国以上の方々に多くの支持をいただいています。

世界の街角で、レストランで、おうちのリビングで。

人とのつながり、大切にしたい時間をメリタ―で淹れるコーヒーとともに。 そのために、メリタは日々一杯のコーヒーの味にこだわり、挑戦し続けます。

Coffee filter History

1908年以降、試行錯誤を繰り返し、形状やサイズ、穴やリブの数など改良を重ねてきました。
※日本では一般的に「ドリッパー」と呼ばれる器具ですが、ドリップコーヒーという概念がない時代に考案されたため、メリタではフィルターと称しています。

抽出口の歴史

メリタは1908年の創業以来、理想的なコーヒー抽出のために、フィルターの抽出口に関して様々な研究を重ねてきました。初期の頃の無数に抽出口があいている茶こしのようなフィルターから、3つ穴、4つ穴のタイプなど進化を遂げてきた結果、現在のモデルの基本形となる1つ穴のシェイプを完成。この1つ穴が、最も理想的なフィルターの方式であることを突き止めました。現在も日本で販売しているフィルターはすべて1つ穴です。

About

企業情報

企業情報

1908年にドイツで生まれたメリタ社は、世界で初めて「ペーパードリップシステム」を考案したコーヒー専業ブランドです。

メリタのこだわり

メリタのこだわり

メリタのコーヒーはなぜ美味しいのか?こだわりの独自技術について。

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