What is coffee for Germans?

メリタ社の生まれ故郷ドイツのコーヒー事情
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メリタ社の生まれ故郷ドイツのコーヒー事情

いまや当たり前となったペーパードリップを発明したメリタ社の生まれ故郷ドイツ。
歴史的にもコーヒーに深い関わりのあるドイツの人々にとってコーヒーはどのような存在なのでしょうか?
日本との共通点は?ドイツにおけるメリタについてもご紹介いたします。

 

 

ドイツは世界第3位のコーヒー消費国。実はビールよりもコーヒー

コーヒー文化の始まりは、日本の江戸時代前半1670年代まで遡ります。この時代にハンブルクやブレーメンにコーヒーハウスが誕生。コーヒーが飲める社交の場として人気を博しました。そこからコーヒーを飲む習慣が少しずつ定着。20世紀初頭にハンブルクがヨーロッパにおけるコーヒー貿易の中心地になると、ドイツ国内でのコーヒー消費量も増えていきました。

 

そんな歴史をもつドイツは、世界の中でもコーヒーを多く飲んでおり、国別消費量では、第4位の日本を上回り、第3位。ドイツと言えばビールのイメージがありますが、実はビールよりも国民一人当たりの消費量が多いのです。

 

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また、あまり自宅で料理をしないと言われるドイツの一般家庭に最もおかれている家電は、コーヒーマシンだとか。朝食では家族と一緒にパンやチーズなどに合うドリップしたコクのあるコーヒーを飲み、ランチのあとはエスプレッソを嗜み、午後はカフェで友人と一緒にラテとケーキを合わせる。好みのコーヒーを淹れ、みんなで過ごすひとときを楽しんでいます。このように、コーヒーはドイツ人の生活に寄り添い、日常を潤すような存在として多くの人に愛されています。

 

ドイツの人々の日々を充実させる「Kaffeetrinken(カーヒートリンクン)」の時間

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コーヒー大国ドイツでは “Kaffeetrinken(カーヒートリンクン)”という言葉があります。直訳すると「コーヒーを飲む」ですが、日本での「お茶をする」のように使われています。ドイツの人々にとっていかにコーヒーが根づいているかが分かります。特徴は単なる休憩ではなく、リラックスして心地良い時間を過ごすことにあります。家族、友人、学校や職場の人などと一緒に語らい、心を通わせる時間としてドイツの人々に親しまれています。

 

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コーヒーと一緒にドイツの人々が嗜むのが、甘いパンやクッキーやビスケット、チョコレートなどのお菓子です。ドイツ・ミンデンで主要なベーカリーカフェ、「バターマン(Bäckerei Bertermann)」では、ケーゼトルテと呼ばれるチーズケーキや、ドナウヴェレと呼ばれるバタークリームとチョコレートをたっぷりのせたケーキなどが大人気。ドイツで親しまれている濃厚なスイーツとコーヒーとの相性は抜群。コーヒーのおいしさが際立つことで、よりしあわせな時間を過ごせるはずです。

日本では「お茶」と表現するものの、実際はコーヒーとともに仲間と語らうことが多く、ドイツとの共通点が感じられます。

 

ドイツにおけるメリタ

メリタが1929年から本社を構える街が、ドイツ北部にあるミンデンです。人口はおよそ8万人。ミンデン=リュベッケ郡の郡庁所在都市であり、ミンデナー・ラント地方の歴史的、政治的な中心地です。市域面積はおよそ100km²で、神奈川県横須賀市や茨城県ひたちなか市と同程度の広さになります。ドイツ国内で最初にコーヒーハウスが誕生したハンブルクやブレーメンから比較的近いため、コーヒー事業を中核に据えるメリタがこの街から世界規模の会社へと成長していったのは必然のことだったのかもしれません。

ミンデンには本社を含むメリタの社屋が3ヶ所とフィルターペーパーの工場があり、合わせておよそ2000人の従業員が働いています。そのため雇用という意味でもメリタの貢献度は大きく、本社の脇にある通りは「Melittastraße(メリタ通り)」と名付けられているほど。メリタ・ベンツ生誕150周年となる2023年にはミンデン駅のホームに大きな看板が掲げられました。また、市内の「地域文化と民族の歴史博物館」には、メリタ100年の歴史を展示する「コーヒー博物館」が併設。ミンデン市におけるメリタの存在感の大きさを物語ります。

 

ブレーメンには、こだわりの製造所も誕生

メリタはドイツをはじめ、限られた地域でコーヒー豆の販売を行っています。焙煎工場があるのはミンデンからおよそ90km離れたブレーメン。この街にはコーヒー豆の取扱量がヨーロッパ最大となるブレーメン港があるため、コーヒー豆の焙煎が盛んに行われているのです。メリタの工場は同市の中でも最大規模です。また、近年では焙煎工場とは別に、小規模な製造所を設立。情熱にあふれた3名のベテラン焙煎士がスペシャルティコーヒーのみを小ロットで焙煎し、コーヒー愛飲家に喜ばれています。

 

1908年、「家族にもっとおいしいコーヒーを淹れてあげたい」という思いを持った主婦のアイデアから生まれた会社が、おいしいコーヒーを淹れることに情熱を燃やし100余年。メリタ婦人の思いを継承し、コーヒー文化に今もなお愛情を注ぎ続けています。

 

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