SCAJ2024 Report
SCAJ2024出展レポートSCAJ2024出展レポート
アジア最大のスペシャルティーコーヒーイベント「SCAJ2024」に、メリタジャパンは今年も出展。
コーヒーが好きなら耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「SCAJ」は年に一度、秋に開催され、中南米、アフリカ、東南アジアなどの生産国・地域をはじめ、世界中の業界関係者とコーヒー関連のあらゆる製品が集結するアジア最大のスペシャルティコーヒーイベント。
今年は10/9~10/12の4日間開催され、メリタジャパンは50周年を迎えた今年、過去最大のブース規模で出展いたしました(メリタは10/9~11の3日間出展)。今回はSCAJに来られなかった方にも、その雰囲気をすこしでも味わっていただきたく当日の様子をご紹介いたします。
目次
SCAJって何?
来場者7万人越え?!まるでお祭りのようなSCAJの特徴をご紹介
SCAJ展示会は日本スペシャルティコーヒー協会(SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION OF JAPAN)が2005年から年1回開催し、2024年の今回で19回目をむかえたコーヒーに特化したBtoB展示会です。BtoB(企業間取引)の展示会と言ってもお客様は様々でコーヒーにまつわる業務をされている方の他にも、コーヒー好きの一般の方や学生などが半数近くいらっしゃいます。今年は10/9~10/12までの4日間で延べ7万5000人がご来場されました。
他の展示会とは異なる、SCAJの特徴は3つ。
①最新のマシン・コーヒー器具の展示やバラエティ豊かな関連機器・ソリューションの展示
コーヒーにまつわる、ありとあらゆる機器が展示され、実際に触ってお試しいただくことができます。最新のマシンが展示されることもあり、テレビや雑誌などのマスコミの注目度もUP。
②有名ロースターやバリスタが集結!
連日あらゆる場所で有名バリスタがデモンストレーションを開催。普段はなかなか会うことができないバリスタのコーヒーを一度に試飲できるチャンスでもあります。また特設ステージで行われる各種競技会では日本一の称号をかけた熱戦が繰り広げられます。
③生産者から届けられる高品質なコーヒー豆の紹介
中南米、東南アジア、アフリカなど多くの生産国や地域が公式参加し、他では出会えないSCAJだからこその高品質で多種多様なコーヒー豆の展示があります。
手に汗握る…コーヒーにまつわる、あらゆる競技会も開催
SCAJ展示会では、日本スペシャルティコーヒー協会が主催する各種競技会も開催されます。今年のSCAJ特設ステージでは「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)」、「ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ(JSC)」「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC)」、「ジャパン ブリューワーズ カップ(JBrC)」「ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ (JCTC) 」の決勝がそれぞれ開催され、すでに予選を勝ち抜いた競技者たちが多くの観客に見守られながら競技に臨んでいました。
メリタジャパンは「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ(JHDC)」のプラチナスポンサーを務め、プレミアムフィルターをはじめとする抽出器具とマールクーニック EK43を提供いたしました。
この日の為に毎日練習を重ねてきた競技者たちのプレゼンテーションは見るものを引き込み、誰もが競技者の一挙一動を固唾をのんで見守ります。これらの競技会を観戦できるのも、SCAJの魅力の一つなのです。
メリタジャパンブース 今年のハイライト
日本初上陸、最新、注目のマシンが一挙に初お目見え
大盛況のSCAJ、メリタジャパンブースもたくさんのお客様に足を運んでいただきました。今年は初お披露目となった製品が3つ!
日本初上陸のオートミルクフォーマー「Latte Art Factory(ラテアートファクトリー)」
SCA(SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION)のプロダクトアワードで、ベストニュープロダクトアワードをすでに3カ国において受賞した話題のマシン。スチームの代わりに空気でミルクフォームを作る特許技術でミルクのおいしさをそのままに理想的なミルクフォームが完成。試飲したお客様からは「なめらか!」「おいしい!」など驚きのお声をたくさんいただきました。
キングオブグラインダー「マールクーニック」のEKシリーズ最新モデル、業界大注目の「EK Omnia(イーケーオムニア)」
メリタブースでも「オムニアを見に来ました!」とお声がけいただくことが多数あり、その注目度の高さを再認識したEK Omnia。デモンストレーションに来ていただいたバリスタさんたちにも「実物を見たかったので、見られて良かった!」「音が静か」「発売がたのしみ」など、みなさんが楽しそうにお試しされている姿が印象的でした。
待望の日本発売!特設のダラコルテコーナーで「ICON(アイコン)」も初登場
ダラコルテはイタリアのミラノに本社を置く、世界に先駆けマルチボイラーシステムを考案したエスプレッソマシンのブランド。世界ではすでに注目されている機種「ICON」がメリタジャパンブースに登場しました。安全に配慮した金属パーツを多用し職人の手仕事で磨き上げた耐久性のあるマシンは、その名の通り見た目もアイコニックな表情です。
有名バリスタ、ロースターが続々登場!デモンストレーション&ワークショップ開催
メリタジャパンブースではメリタジャパンとお付き合いのある様々な有名バリスタにお越しいただき、デモンストレーションを開催いたしました。北海道から沖縄まで普段は一度に味わうことができないそれぞれのお店の味をメリタジャパンブースの中だけで体験できるという贅沢な3日間となりました。
<メリタジャパンブース デモンストレーション ゲストバリスタ (※50音順。)>
カフェテナンゴ 栢沼良行さん/PORTERS COFFEE(ポーターズコーヒー)黒澤俊さん/丸美珈琲店 後藤栄二郎さん/JUKUCY COFFEE ROASTERS(ジュクシーコーヒーロースターズ) 辻井友也さん/LiLo Coffee Roasters(リロコーヒーロースターズ)中村圭太さん/豆ポレポレ 仲村良行さん/LATTE ART MANIA(ラテアートマニア)馬場健太さん/Barista Map Coffee Roasters(バリスタマップコーヒーロースターズ)深山晋作さん
また初めての試みとして、1日目と3日目には有名バリスタを講師に、少人数制のワークショップ(インスタグラムで事前応募制)も開催。
1日目はBarista Map Coffee Roasters(バリスタマップコーヒーロースターズ)深山晋作さんによる、エスプレッソの飲み比べワークショップ。
参加者から普段のコーヒー抽出にまつわる疑問や質問などを引き出し、コーヒーを安定して美味しく淹れられるようアドバイスを交えながら、2種類の豆を使って実際にダラコルテのエスプレッソマシンで抽出して飲み比べてもらいました。参加者からは「普段は家庭用のマシンでエスプレッソを淹れているが、ワークショップを受けたことで発見がありました。そして何より深山さんのプロフェッショナルとしてのコーヒーに対しての解像度の高さ、仕事への熱意がとても刺激になりました。」とうれしいお声をいただきました。
3日目はLATTE ART MANIA(ラテアートマニア)馬場健太さんによるラテアートのワークショップ。
馬場さんと言えば、美しいラテアート。今回のワークショップでは、ミルクフォームを作りカップに注ぐ時のコツに重点を置いて、ひとりひとりの経験値に合わせた的確なアドバイスをいただきました。最初は緊張もあってか思い通りにいかない方も、馬場さんのアドバイス通りに回を重ねると手ごたえを感じていただけたようでした。
「コーヒーを淹れる」が、みんなの「うれしい」に。
2024年の50周年を機に、メリタジャパンが発信するメッセージ【「コーヒーを淹れる」が、みんなの「うれしい」に。】を体感してもらうことを目標に掲げた今回のSCAJ。たくさんのバリスタ様、ロースター様のご協力のもと、たくさんのお客様から笑顔をいただくことができました。
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